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市川里美
13 分前
不安はどこから来るのか(2)不安が学習される?
不安はどこから来るのか。その一つに「学習」が挙げられます。ある刺激から不安が生起するということは、不安感情の「学習」が生じていると言えます。その感情が起きたこと(経験)で、同じ状況下でその感情が生起しやすくなるということが学習されたといえます。
市川里美
2024年11月16日
「不安」はどこから来るのか?(1)
「不安」は対象が明確でなく、いつ、どこで起きるかわからない。それでも不安を引き起こすきっかけとなるものはありそうで、それをカウンセリングの中で探理、対処法を考えることが不安低減につながることもある。どんなことが不安を引き起こすのか考えてみたい。
市川里美
2024年9月25日
不登校は失敗なのか?(2) 子育ての責務は母親にある?
前回のブログでは、母親の「完璧主義」や「失敗したくない思い」という視点から、その反応の背景にあるものを考えてみたのですが、さらにもう一つの視点に気づきました。それは、子どもに関して責務を負っているのが圧倒的に「母親」であるということです。
市川里美
2024年7月25日
不登校は失敗なのか? 親の焦り
我が子が不登校になると、親はとても焦ります。早く学校に行けるようにといろいろな策を講じます。特に不登校の要因として思い当たることがなく、家にいるときは元気でまったく問題がないように見える場合には、「なんとか学校に行かせたい」と親は考えます。その焦りは何なのでしょうか。
市川里美
2024年5月24日
「〜けど…」と心の容量
「〜けど…」という言葉が出てくる心には、行動への迷い、不安が見え隠れしています。一方で、それをなんとか乗り越えていこう、乗り越えなければという思いも起こっているのでしょう。しかし、「〜けど…」という言葉が自然に出てきた時点で、心の容量はすでにストレスでいっぱいになっている。
市川里美
2024年3月27日
蛙化現象 精神分析と自己心理学の視点から
昨年、蛙化現象ということばが、Z世代で流行したそうです。好きだった相手が自分を好きだとわかったとたんに相手を嫌いになってしまう、気持ち悪いと思ってしまう。そもそも「好き」という感情は変わりやすいものかもしれません。精神分析、自己心理学の視点からは、自己愛の問題が見えてきます。
市川里美
2024年3月10日
「自信がない」
心理カウンセリングに訪れる方がお話しされる「自信がない」は、辞書的な意味とは少し違い、「不安」「安心できない」ということがあるようです。では、安心はどうやったら感じられるようになるのか。それは、周囲との関わりの中で感じられるもののように思います。
市川里美
2024年1月21日
心理カウンセリングで行われることとは?「話を聞くだけ?」(3)
心理カウンセリングでは一体なにをしているのでしょうか。何が起きるのでしょうか。心理カウンセリングの本質とは、脳や神経ネットワークそのものに変化を起こしているといえそうです。脳科学、神経科学の知見を重ね合わせることで、より効果的な心理カウンセリングとなることが考えられます。
市川里美
2023年12月29日
心理カウンセリングで行われることとは?「話を聞くだけ?」(2)
心理カウンセリング(心理面接、心理療法)では何が行われれるのか。ただ話を聞くだけではないことは確かなのですが、疑問に思われる方も多いと思います。心理ウンセリングで起こることについて、今回はその続き(2)です。
市川里美
2023年12月8日
心理カウンセリングで行われることとは?「話を聞くだけ?」(1)
「カウンセラーって、話を聞くだけでしょ」と言われたことがありました。心理カウンセリング(心理面接、心理療法)についてもう少し知っていただくことに、臨床心理士や公認心理師とは努力しなければいけないのだろうと思います。それでは、心理カウンセリングでは何が起こるのでしょうか。
市川里美
2023年10月25日
アタッチメント・スタイル(3)回避型と恐れ型
アタッチメント・スタイルが回避型の人は、人と親しくなることに緊張し、落ち着かない感じになります。自分に近づいて親しくしようとしてくる人がいれば、不快に感じます。「信頼できるのは自分だけ」「人は信頼できない」と思っていますので、困っていても人に頼ることを考えません。
市川里美
2023年8月31日
アタッチメント・スタイル(2) アンビバレント型
一人の人、一つのものごとに対して相反する二つの感情を同時に持っているという状態をアンビバレントと言いますアタッチメント・スタイルがアンビバレント型の人は、人は自分と一緒にいたいと思わないのではないかと心配になって距離を取ろうとしたり、逆に人に近づきすぎたりします。
市川里美
2023年7月20日
アタッチメント・スタイル(1) 〜対人関係の土台となるもの〜
生まれながらにして、赤ちゃんは親にくっつこうとし、それに対し親が声かけをしたり、慰めたりし相互的な関わりが始まります。これが「アタッチメント・システム」です。「怖いな」「不安だな」と感じた時に、親にくっつく。親が守ってくれる。このアタッチメントのあり方が対人関係の土台となります。
市川里美
2023年6月4日
ヒトは一人では生きていけない 「アタッチメント・システム」のこと
アタッチメントとは「くっつく」「付着する」という意味です。赤ちゃんは生物として生きながらえるために養育者を「安全基地」として認識し求めます。泣いて求めたり、くっつこうとする。その求めに応じて養育者が保護し、赤ちゃんは安心する。このような相互作用をアタッチメント・システムといいます
市川里美
2023年4月28日
学校に行かない、行けない、行きたくない
学校、教室から遠ざかっている子どもの心の中の大きな不安。その不安と向き合うためには心のエネルギーが必要です子どもの心に十分なエネルギーが溜まってくるのを待つ。そのことをわかってくれる人がいるということだけでも、子どもは安心し、それも心のエネルギーになります。
市川里美
2023年3月15日
カウンセリングと電動アシスト自転車
電動アシスト自転車は、軽い力で走ることができるものです。急な坂道も楽に登ることができたり、少ない力で遠くまで行くことができます。人がペダルをこぐ力をもとにして動くもので、人がこぐからこそ電動アシスト自転車は走ることができる。この様子は、カウンセリングに似ていると思うのです。
市川里美
2023年2月18日
『子どもの養育に心理学がいえること 発達と家族環境』 H.R.シャファー著 無藤隆・佐藤恵理子訳 新曜社(2001)
「子どもは、3歳まで膝の上で育てなさい」いうことを聞いたことがあります。本当でもあるし、嘘でもあるように思います。子育てに何が正解かなどわからない、そのことをこの本で知りました。多くの心理学研究を丹念に読み込み、重ね合わせ、タイトル通り『子どもの養育に心理学がいえること』と...
市川里美
2023年2月18日
心の「クセ」とカウンセリング
意識せずにいつの間にかそうなってしまう。歩き方、話し方、食べ方、飲み方もそうですね。こ周りの人は気づいているけれど、自分では気づけていない心にもクセがあります。考え方、感じ方、ものの捉え方、ものごとの理由づけなどにそのクセがあらわれます。
市川里美
2023年1月13日
タイパと心へのアクセス
タイパと心はとても相性が悪い。自分の心を知ることはタイパの観点では到底とらえられないものです。そこにタイパを求めることはできないのです。それを受け入れることが、心へのアクセスへの始まりかもしれません。
市川里美
2022年11月6日
秋の釣瓶落としと地下帝国
「秋の釣瓶落とし」。日の短さがもたらす寂しさですが、これには太陽、日照時刻、日照時間が大いに関係しているようです地下鉄やビルの中にいると、太陽光を浴びる時間がなかなかないようです。ぜひ意識して浴びる時間を作りましょう。
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