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  • 市川里美

自分自身をねぎらう

 今年もあとわずかとなりました。この時期は1年を振り返り考えることも多くなります。

振り返って考えると、私たちはどうも「反省モード」になることが多いようです。できなかったこと、してこなかったこと、やれなかったこと、避けてしまったこと、取り組めなかったこと、うまくいかなかったことが頭に浮かんでくるようです。気持ちは沈みがちになります。あるいは「来年こそ」と決意を新たにする。


 ここで、「できた」「できない」ではなく、「変化」に着目するのはどうでしょうか。しっかりとした「変化」が見えてくるのではないでしょうか。1年前と比べてどうでしょうか。ことに今年は新型コロナのことがあり「新しい生活様式」を強いられた年です。自分の思いと反して受け入れざるを得ないものも多かったでしょう。以前なら難しく考えていたものも、取り入れて行動に移すこともあったのではないでしょうか。


 1年と言わず、もっと短いスパンで3ヶ月前とくらべてどうでしょうか。1ヶ月前でもいいでしょう。確実に「変化」は起こっています。日々選択と決断の連続です。考え、行動することで、変化する。必ず内面的な変化も起きています。それを見ていけたらと思うのです。


 「反省」ではなく、どのような「変化」があるかという視点でみる。そして、自分を自分の大切な人と思い、声かけを考えます。「よく頑張ってきた」「よくやっている」「あの場面でよく耐えたね」「少しずつ地道に続けたね」と自分自身をねぎらう。あなたの体も心もとてもがんばっているのです。

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